日本YAHOO新聞的翻譯 - 事業

2004年のスマトラ沖地震・大津波を体験したスリランカ人の女性NGO活動家ニャーナセルバム・バサンタカラさん（32）がこのほど来日し、宮城県の津波被災地を訪れた。家々が破壊された光景を前に「7年前のスリランカと同じ」と息をのんだ。
　バサンタカラさんが暮らすスリランカ東部バティカロアを津波が襲ったのは04年12月26日。教会にいたところ、近所の人が駆け込んできて「町に海が来る」と慌てて訴えた。前触れの地震はなく、当時は誰も「ツナミ」という言葉も知らず、笑い出す人もいた。
　バティカロアの中心は海から離れているが、川がある。津波はこの川を逆流し町をのみ込んだ。バサンタカラさんは混乱の中、海に向かって走ってしまったが、途中で知り合いの女性が泣きながら「子供2人が海にさらわれた。助けて」と抱きついてきた。近くの男性が「海に行くな」と叫び、戻るうちに次の津波が襲ってきた。
圖片參考：http://tw.knowledge.yahoo.com/news/kiji_photos/201...
　九死に一生を得た後は知人らと協力し、海水に浮かぶ遺体を収容。指輪やネックレスなど貴金属を持ち寄って質入れして現金をつくり、被害を逃れた内陸の店でビスケットなど食料を調達、被災者に配った。その後も仮設住宅建設など支援活動に奔走、生活が落ち着くまで5～6年かかった。
　貧困撲滅を目指す日本のNGO「動く→動かす」（東京都台東区）の招きで来日、9～12日に宮城県石巻市を訪れた。スリランカと「際立って違うのは仮設住宅」と感じた。スリランカでは、屋根はヤシの葉、壁はトタン。トイレや浴場は離れた場所にあり、途中で女性がレイプされる事件が頻発、警察への告発支援は重要な活動の一つだった。
　バサンタカラさんらは、国際援助団体オックスファムと提携し、地元でNGO「ティルペルンドゥライ地域開発協会（TCDO）」を運営。昨年暮れから今年にかけて一帯を襲った大洪水でも被災者支援で活躍した。（2011/10/15-15:49）
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